Ecotour Reports
エコツアーレポート
2022.10.29
西川材で燻製器を作ろう!

10/29、名栗の山は紅葉を見頃を迎えていました。
参加者のみなさんをガイドするのは、2021年に活動を開始した、木の駅・ものづくり合同会社代表の鴇田さんとメンバーの皆さん。
この合同会社は、間伐で山に放置されている木材や製材時の端材をエネルギー資源として活用することを実践し広める活動や、ものづくりなど木を活かしたい人の活動をサポートする活動をしています。
長年クラフトマンとして活躍してきたメンバーが活動を支えています。
そして、下名栗にある町田木跡地の製材所が拠点となっていて、ここでは木の加工や薪割りを普段から体験することができるのだそうです。
広い製材所の中には、現在製作中の大きなピザ窯もありました。
ピザを焼くだけではもったいないと、なんとその熱を活かしたお風呂も今後制作予定なのだとか。
さまざまな体験活動を提供する木の駅・ものづくり合同会社ですが、今回のツアーは西川材のヒノキを使った燻製機を作るというもの。
撮影にお邪魔すると、参加者の皆さん一人一人が大きな板を固定する作業の真っ最中でした。
寸法を図り、不要な部分をノコギリで切ったり、やすりをかけて合わせていきます。
「どこに金具をつければ良いか確認を…」とかわるがわる見本の燻製機を見に来ては、燻製中のベーコンと卵の仕上がり具合をみんなで覗いていました。
なにせ素材がヒノキの板、その上今回はなんとベーコンや小さいシャケ一匹なら丸々燻製ができてしまいそうなくらいの大きな燻製機ですから、1つ1つが重くて頑丈です。
ネジ1本通すにも力が入りますし、板を合わせるにも力が必要です。
途中お昼を挟みながら、午前と午後にかけて作業を進め、無事に燻製機を全員完成させました。
飯能市内からの参加者は少なく、都内や県内各所から参加された方が多かったようです。
「山も川も木もある、良いところですね」と飯能を褒めてくださる方、「他にはどんなツアーがありますか?」と今回のツアーをきっかけにもっとエコツアーに参加してみたいと言ってくださる方もありました。
アウトドアに関心のある方々同士だからでしょうか、自然と会話も進んでいるのも印象的でした。