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エコツアーレポート

2023.01.08

ものづくり体験

木桶(飯能産西川材)で酒造り体験

飯能市赤沢には名栗川が流れ、夏には川遊びやキャンプを楽しむ観光客で賑わいます。
そんな場所に令和元年に誕生したのが、今回のツアーを企画した“やまね酒造株式会社”です。

やまね酒造がこだわるのは埼玉県産の米・天然酵母・飯能産西川材を用いて作られた木桶、これらを用いた酒造りです。
今回のツアーは1時間少々のコンパクトなツアー計画であるにもかかわらず、各地からお酒好きな参加者が集まり、他では経験のできない貴重な作業を経験しました。

酵母は生き物なので、温度管理に注意が必要です。蒸米の熱をしっかりと取り除くために、参加者らで蒸米に風を当てて冷まします。冷めた米は木桶に投入し、底からしっかりとかき混ぜ発酵を促します。米が投入されるごとに木桶に入った米は水を含み、どんどんと重くなっていくので、かき混ぜる作業にも力が必要になります。参加者は重み・室温・香りなど五感を使いながら酒造りを体験しました。

ここで使われている木桶は飯能市で育った西川材を使っているだけでなく、その職人の数が大変少なくなっている木桶職人の手によって作られましたそうです。やまね酒造の扉を開いた先の壁に、この木桶を作った“人間国宝”の方の名前も見ることができます。このように地元の食材や素材を用い、さらに天然の酵母を用いる酒造りの工程から、飯能の自然と生物多様性の豊かさを感じて欲しいのが代表である若林さんの願いなのです。

 

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