Ecotour Reports
エコツアーレポート
2020.10.11
キッズガイドがご案内!田んぼの風に吹かれて~稲刈り&マコモダケ狩り~

飯能市にある認定こども園さゆり幼稚園(現:さゆり学童クラブ)が企画の「キッズガイドがご案内!田んぼの風に吹かれて~稲刈り&マコモダケ狩り~」。
ツアーガイドは西村純さん(さゆり幼稚園副園長)とさゆり幼稚園の学童に通う小学生です。
入間川から程近い落合地区には手入れの行き届いた田畑が広がり、用水路の傍らには曼珠沙華など秋の花が咲いていました。
今回のツアーの目玉は大きく2つ、稲刈りとマコモダケ刈り。稲を刈る前に、稲からお米ができるということ、一握りの稲がおおよそお茶碗一膳分だということ、鎌の使い方などを西村さんが教えてくれました。1人1つ稲刈り鎌を持っていざ田んぼへ。稲穂は少し軽め。誰かが米をついばんでしまったのです。その犯人は雀!ここの田んぼは完全無農薬、しかも田んぼのすぐ隣に雀の住処となるマコモダケが植えられているので、雀にとっては最高の食卓となってしまっているそうです。子どもたちは保護者と一緒に、西村さんに教わったように稲を刈りました。刈った稲は束にして結びます。これは大人の仕事。とはいえ、なかなか上手に結べません。「これが出来たら一人前」と言われながら、大人は四苦八苦しながら稲を束ねます。束ねた稲は逆さまにしてハサがけし、しばらくの間乾燥させるのです。
稲刈りの後は昼食。豚汁とおにぎり、そして朝に酢漬けにしたばかりというマコモダケをいただきました。
マコモダケについては、田んぼと畑のオーナーである森田さんが説明してくださいました。背丈は2m以上、青々と茂ったマコモダケ。食べられるのは白い茎の部分。保存方法が難しく、収穫から1週間程度で食べないとならないそうです。そのせいもあって、市場に出回りにくいそう。長い長い葉っぱと格闘しながら、5本ずつ刈り出し、玉ねぎのように葉っぱを剥きました。たくさんのお土産を持って帰った皆さんの夕飯は、きっとマコモダケだったに違いありません…。
東京や飯能市外からの家族参加者が多く、稲刈りは初めての体験という方がほとんどでした。中には「本当は田植えもしたかったのだけれど、今年は新型コロナウイルスでツアーが中止になってしまったようで残念でした。来年こそ田植えから参加したいです!他にも家族で参加できるイベントがあれば参加してみたいです。」と言ってくださる方もおられました。
来年こそ、田植えから稲刈りを体験していただけますように。