Ecotour Reports
エコツアーレポート
2023.08.25
森のフィールド学宿~大人も子どもも大発見!夏の自然アソビ~

飯能市はその約75%を森林が占めていて、山間部へ向かうと市街地とは景色が全く変わります。飯能というより秩父の一歩手前の山の中に、今回親子が宿泊と自然アソビを体験する会場である“名栗げんきプラザ”はあります。8月も終盤のこの日は、もうだいぶ夜のとばりが降りるのが早くなり、1 人で車を走らせていると少し心細くなるほどでした。ようやく着いた会場には、今回のエコツアー団体だけでなく、さまざまな団体が合宿に集まっていて、先ほどまでの心細さはどこへやら、大勢の子どもたちの元気な声で賑わっていました。
私が合流したのは夜の生き物観察の時間。「暗くなって目では見えないけれど、何か聞こえるね。何の音だろう?」と、目ではなく耳を使って生き物の存在を感じることを促す言葉が子どもたちにかけられていました。もはや人の姿もよく目を凝らさないと見えない闇の森の中で、「鈴虫だね」「コオロギもいる」と声を上げながら、子どもたちは各々各懐中電灯を持ち、木や岩壁、落ち葉をめくって生き物を探していました。「こんなの見つけた!これなあに?」と何かを見つけると森のフィールド学舎の虫博士の元へ駆けつけます。この日はガイドのお兄さんも驚く貴重な虫を見つけることができたようです。この森にはムササビの巣があり、運が良ければ滑空しているところを見られるそうですが、残念ながらこの日はムササビに出会うことはできませんでした。彼らは寝ぐらを常に3箇所くらい持っていて、いつも同じところに居るとは限らないのだそうです。またいつか、ムササビとも出会え
たら良いですね。
20 時近くになっても、名栗げんきプラザからは子ども達の楽しい声が響いていました。動物達も今宵ばかりは森に身を潜めていたに違いありません。テントでは日中制作したというオリジナルの昆虫標本を見せてくれました。全く寝る気配のない子ども達を連れて、「夏休みの最後の思い出に」とにっこり笑って月鑑賞へ出掛けられる親子を見送って会場を後にしました。