Ecotour Reports
エコツアーレポート
2024.06.10
リバービーチ・キャンパス飯能河原ではじめての川釣り体験!

青空広がる午前10時の飯能河原。程よく風も吹いていて、外で過ごすにはちょうど良い日に、NPO法人埼玉ハンノウ大学企画のエコツアー「リバービーチ・キャンパス飯能河原ではじめての川釣り体験!」が開かれました。
魚釣りを教えてくださったのは公益財団法人日本釣振興会の方々です。魚を釣るためにはまず餌が必要です。虫をどうしても触れられない子のために人工餌も用意してくださっていましたが、なんと参加した子どもたち(大人も)は全員餌を現地調達。川の石をひっくり返して餌となる虫を捕まえました。捕まえた虫を釣り針につけ、竿全体を川に入れ、前後に押し引きすること10数秒、「釣れた!」と次々に子どもたちの竿にヒットします。中には餌を食い逃げばかりされて、餌が無くなってしまう子も。けれども、餌に困ることはありません。だって、現地調達ですから。釣りと餌探しで休む時間などなく、子どもたちは川に入ったまま夢中になっていました。
釣れた魚はオイカワ・ウグイ・アブラハヤ。魚がこうして釣れるのは、川が豊かである証拠です。一見綺麗に見える川でも、護岸工事などがされ、草や木が少ない川には餌となる虫が育ちにくいため、魚が少なくなるのだそうです。魚の生息環境について教わりつつ、次は釣った魚を食べるために自分たちで捌きます。虫は平気でも自分で釣った魚です、「かわいそう」とたじろぐ子もいました。けれども、そんな心配もどこへやら。一匹食べてみたら、その美味しさに目を輝かせ、「もっと食べたい」と自ら魚捌きに挑戦していました。魚によって味は違いますが、小さいながらも脂がのって大変美味でした。
12時には太陽も真上に上がり、ジリジリと肌を焼くような暑さとなりましたが、最後に河原のゴミ拾いをしてツアーは終了。このまま川遊びを続けるご家族もたくさんいらっしゃいました。6月の飯能河原は川遊びにもってこいですね。子どもたちが川面を見つめる真剣な表情、釣れた時の嬉しそうな顔、小さいけれど自分で釣った魚を食べた時の満足そうな顔、どれもが輝いていたエコツアーでした。