Ecotour Reports
エコツアーレポート
2022.06.18
借金なし大豆の種蒔きと飯能すいーとん作り体験

いよいよ夏を感じさせる気温になってきた。この日は幸い、程よく雲のかかった天候で、畑作業にはベストなコンディションに。精明地区に広がる水田は苗が植えられており、気持ちが晴れるような景色が広がっている。畑には親子連れ、3世代での参加、友人同士での参加、畑にはさまざまな世代が集った。
今回のエコツアーは借金なし大豆の種蒔き、飯能すいーとんの調理を行うというもの。ガイドの双木さん曰く、借金なし大豆は秩父の農家が作った品種で、一般的な大豆と比べて一本から収穫できる大豆の量が多いため、「借金をすぐ返せるくらいの量を採れる大豆」という意味で“借金なし大豆”と名付けられたのだそうだ。味も濃厚でとても美味しい品種だという。
貴重な品種でもあるこの借金なし大豆。この大豆を繋いでいくためにも、種蒔きから収穫まで多くの方がツアーに参加していただき、畑作業に参加して貰おうというのがツアーの主旨だ。さらに、収穫した野菜も使って飯能のB級グルメすいーとんを作る。すいーとんは、飯能のそば屋数件が共同で開発したB級グルメ。
『かつて飯能では養蚕が盛んであったことから、繭玉に模した団子や柑橘類を枝に刺して飾る風習がありました。また、地場産の米粉や小麦粉を使用したうどんやすいとんが古くから食べられている地域でもありました。
このような背景から考案された「飯能すいーとん」の定義は、以下のとおりです;具材として飯能産の旬野菜を詰めた団子を入れること。 団子の生地には飯能産のマカを練りこむこと』(埼玉県公式ホームページより引用)
大豆の種は等間隔に蒔き、軽く土をかける。人数が多いので、作業はスムーズに終了。さらに、じゃがいもとインゲンの収穫を行い、畑作業後は精明公民館へ。先ほど収穫したインゲンも使ってすいーとん作り。用意されたさまざまな具材を調理し、皆さん初めてのすいーとん作りに勤しんだ。