Ecotour Reports
エコツアーレポート
2020.02.23
里山ハイキング

森の団栗団による冬の里山ハイキング。
正確に測ってはいないが、全長10km程度・約15000歩を歩いた。
このツアー、なんと言ってもガイドの知識量が素晴らしい!それもそのはず、森の団栗団はかつて教員だった方や現役で自然体験の講師を務める方など、とにかく自然に詳しい方ばかりなのだ。
立ち止まらなければ山頂へは30分ほどで登れてしまう多峯主山だが、森の団栗団の方々に連れられ3時間かけて山を登った。途中にある谷津田(江戸時代に作られた谷間に作られた田んぼ)に生み付けられたアカガエルの卵を観察したり、そこに生息する鳥や生き物の説明、植物の芽や見分け方を教わったり…。「教えてもらえなければ気付きもしなかった」と参加者らと語らいながら歩いた。
「また別の季節に参加したいわ、楽しみにしています」
「教わらないと楽しみ方が分からない。今度は一人で来てみようと思います」
「小学生の頃を思い出すわ。大人になると教わる機会もなかなかないからいいわね。」
アウトドア初心者としては「自然を歩くなら緑や花のある春が楽しそう」とついつい思ってしまう。ところが、昆虫の巣や生き物の巣など、葉のある季節には隠れてしまって見えないものが冬山では観察することができる。そんな冬だからこその楽しみ方を教わることのできた1日だった。