Ecotour Reports
エコツアーレポート
2022.03.05
地元食材・郷土料理をよりおいしく~スパイスとのコラボ料理体験~

今回のエコツアーでは、神奈川県鎌倉市にてスパイスの販売や料理教室を開いているメタ・バラッツさんによる指導のもと、地元野菜や春野菜…例えばふきのとう、わさび菜、地元でよく栽培されている菊芋など飯能・吾野周辺の春野菜など、その味や食感を活かした3種のインドスパイス料理を作った。
異文化を知と舌で味わう、そんな今回のエコツアー。
インドは広く、地理的要因によってエリアごとに食事の特徴が異なるそうだ。また、日常的に豆をよく食べるインドでは調理で扱いやすくするために、皮を剥き・半分に割ってあるものもある。こうしておくことで、水に戻す時間を半分近く短縮できるのだという。身近な食材ならではの工夫が新鮮だ。
さまざまなスパイスの効能の説明だけでなく、“ダール”は豆料理、“サンバル”は南インド地方の料理で日本におけるお味噌汁のような存在、“マサラ”はスパイスの意味、“ガラム”は熱い、“チャイ”はお茶など料理に使われている言葉についても教わった。
これまでスパイス料理というと難しく、買っても余らせてしまうという印象が強かった。しかし、スパイスの効能や特徴を教わる ことで、インド料理でなくとも日頃の料理にどのように活用すれば良いのかヒントを貰えたような気がしている。海外旅行が遠いものになってしまったが、こうして地元の食材を通じて世界を感じられる体験は刺激的だ。