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Ecotour Reports

エコツアーレポート

2023.08.02

ものづくり体験

和菓子を作ってみよう!~東吾野の自然や季節を和菓子で作る体験~

水羊羹がこんなに簡単に作れるものとは思っていませんでした」、参加された方皆が口を揃えて言いました。
今回のエコツアーは、いつも季節を大事にした企画を提供してくださる“たいら栗園”が実施する和菓子作り体験。元々茶道を嗜んでおられた森先生が、ある時お茶で頂く和菓子を自分でも作れるということを知り、以来和菓子作りに没頭し、お教室を開くほどになったそうです。

体験するのは水羊羹と練り切り。どちらも家庭で作ることのできる、簡単なものを題材として選んで下さいました。先ほどの水羊羹作りに思わず口をついて出た感想はまさにそのとおりで、餡を溶かし、そこへ砂糖少々と粉かんてんを溶かし入れ混ぜ合わせる工程だけで1時間もかかりませんでした。おまけに粉かんてんは常温で固まる性質があるため、冷蔵庫へ入れることなく、容器へ流し入れたまま冷めるのを待てば良い。容器へ流し込んでから1時間後には、すっかり固まり水羊羹が完成しました。
練り切りは季節のものがモチーフとなります。今回はひまわり。難しかったのは、花びらを作る工程。それまで皆順調に進んでいたものの、さて和菓子用の道具または箸を使って花びらを作る工程に差し掛かると、思い通りに行きません。小さくすぼんでしまったり、広がりすぎてしまったり。同じものを2つ作りましたが、もちろん全く同じものにはなりません。いかんせん素材が柔らかいのです。支える手に力が加われば、すぐに跡がついてしまいます。けれどそこは手作りの醍醐味です。少し形が歪でも、自分が作ったものには愛着が湧きます。「私の作品」と、皆それぞれ作った練り切りを作品として愛でました。先生が用意してくださったプラスチックのケースに入れると、立派なものです。
体験させていただいた練り切りを家に持ち帰ると、「いいなー、私も作ってみたい」と言うや否や、和菓子大好きな子ども達に食べられてしまいました。ほんのり甘い白餡、柔らかな練り切り。和菓子職人がいかに高い技術を持っているかを体験とともに知ることのできるエコツアーでした。

 

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